サボテン・ジャーニー: invoke-pcunix-life

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バックナンバー

近頃読んでいる本

アルテイシア∥著: ５９番目のプロポーズ
国内SNS(Social Network Services：要するにInternet上のCUGに相当)の最大手、mixiで掲載された日記をまとめた本です。正直、「電車男」以降、この手の本が雨後のタケノコのごとく色々出てきていて、あまり気に止めていなかったのですが、本屋で平積みになっているのを見て、とりあえず買って読んでみました。ワタシ自身は、mixiに参加していませんので、リアルタイムには知りませんが、一回一回の話としての流れが非常に上手く、装丁も一般文芸書風になっているので、私小説だとしてもおかしくない印象を受けました。ただ、あまりにも話の流れがうまくできすぎ（というか、読者が期待するストーリを的確に写像しているといえるかも。これも著者のマーケティング戦略？）と思えるので（あまりに59番の言動の記述がしっかりしすぎの感あり）、実話云々にはあまりこだわらないほうが吉とみました。個人的には、各脚注と巻末の用語解説が思いがけず読みどころでした。ここはさすがに虚構を作ってはいないと思うので(Hi。 (2005.08.01) (★★★★)
サンプラザ中野: 大きな玉ネギの下で～Story of '85～
爆風スランプのサンプラザ中野が自分たちの曲「大きな玉ねぎの下で～はるかなる想い～」を題材に書いたバックエンドストーリー的な作品。作品中にも名前を変えて自分たちを登場させ、初期の曲もとりあげている。ストーリーの構成・雰囲気はちがうのだけれど、なんとなく北村薫の「スキップ」のような読後感がありますねぇ。ちょっと懐かしいような、せつなさとか、ときめきとか、もうずーと昔に置いてきてしまった(w 感覚のようなものが触られている気がしました。ちなみにこの本には、CDがついていて、作品中にでてくる３曲が収録されているので、CDを聴きながら読むことをオススメしておきます(「無理だ決定盤」は必聴デス）。 (2005.07.16) (★★★★)
東野圭吾: 変身
前に買って読みかけて、しばらく放っておいたものをやっと読了。この作品、たしかヤングサンデーでコミック化もされていました（→画：間瀬元朗　「ＨＥ∀ＤＳ」）。事故による重度の脳損傷により、図らずも脳移植を受けた主人公が、日々変化していく自分の意識と対峙する様子が、ちょっとうまくできすぎのような感じがしました。そんなに冷静に分析できるものなのだろうか？また、恋人の書く日記がまた稚拙で、こういうキャラクタ設定がどういう意味を持つのかちょと疑問（ストーリーにあんまりからんでないように思える）。「秘密」「分身」にも通ずる題材だが、ある程度予想できた結末がいまひとつの印象デス。(2005.07.05) (★★★)
佐藤マコト: サトラレ第８巻
映画やテレビドラマにもなった、「サトラレ」の第一部の最終巻を今頃買った。書店ではちょっとマイナーな扱いを受けているみたいで、最初のほうの巻はあまり見かけない。でも、ワタシはこのマンガが好きで、雑誌連載は読んでいないが、単行本だけは欠かさず買っている。この巻では、メインの主人公といえる、西山・小松をとりまく、不幸な出来事とその後の話が中心。サトラレ同士（この場合、親子）のコミュニケーションが初めて描かれていて、言葉を介さない思念波による直接伝達によって、圧倒的な情報量を受け継いだ娘（光）の今後の行方が気になる（裏サトラレの最終ページのイラストを見ると、一気に時間が経過して話しを収束するのかも)。 (2005.04.17) (★★★★)
夏石鈴子〔著〕: 新解さんの読み方(角川文庫)
新解マニアまで生んだといわれている、日本で一番売れている国語辞典、三省堂「新明解国語辞典」のことばのジャングルを探検し、「お宝」を探すガイドブック的な一冊。この本の前提知識として、「新解さんの謎」を読むことをオススメします。ちなみにワタシは、この辞典の第三版、第四版、第六版を持ってマス（w。試しに、本屋の立ち読みや持っているヒトに借りてでもいいので「新明解国語辞典」で、『れんあい』、『どうぶつえん』、『じつしゃかい(実社会)』などを引いてみると、そこには辞書とは思えない記述があるはず。そこで「何だぁ？コレ」と思ったら、「新解さんの謎」とこの本を読んでハマッてください(w。(2005.02.16) (★★★★★)
内田幹樹著: 機長からアナウンス(新潮文庫)
たまには軽めのエッセイでも読もうかと、休日出勤の時に品川駅の本屋で見つけた一冊。ワタシは、これまでに出張で中国に１回、大分に３～４回、熊本に１回くらいしか飛行機乗ってませんが、B767系(ANA)のほうがエアバスA300系(旧JAS)より装備とか座席の感じがよかった気がします。筆者は、A社(ANAのこと？)に勤務していたためか、エアバス系の機種の話が出てきませんデシタ。当たり前のことだがパイロットもやっぱり眠くなるという事象に、昆布を噛んで眠気に対処するというのは、ちょっと光景を想像して笑えた。あと、格安チケットのリスクについては、目先の価格だけにとらわれがちだけど、ちゃんと理屈を考えればその通りだと、あらためて思い知らされた。ただ、ちょっとボリュームが少なくて、あっという間に読み終えてしまうのが残念。(2005.01.15) (★★★)
高野和明: １３階段
江戸川乱歩賞受賞作品。冤罪を晴らすという本来のストーリー自体はあまり重要ではなく、死刑囚の置かれている立場、状況、死刑制度の矛盾など、いろいろと考えさせられる。処刑場での描写は、衝撃的であり、その準備作業については、映画「グリーンマイル」でのシーンを思い出させた。執行のシーンの心境の描写は、トラウマになるのは無理ないと思えるほど、リアリティを感じた。終盤、ストーリーが急展開するが、大団円とはならず、ココロにひっかかりを残す。(2004.11.20) (★★★★)

最近買った/聴いているCD

星のクライマー
麗美: 麗美 GOLDEN☆BEST～Reimy Brand Complete～
かなり前に一度ReimyクレジットのCDを取り上げました。今回、コロンビア時代のアルバム「Reimy Brand」がCompleteバージョンになって、GOLDEN☆BESTになったものを購入したので、再度取り上げます。麗美といえば、デビュー当時、松任谷由実の妹分として扱われ、松任谷夫妻のかなりのテコ入れがありましたが、その後もそのイメージから脱却できずに、メインストリームから外れてしまいました。その独特の透明感のある、それでいて甘い感じのする声が印象的で、私個人としては好きです。ピックアップした曲は、麗美自身が作曲した（作詞は、松任谷由実）もので、冒険家：故・植村直巳氏に捧げられた曲でもあり、スケールの大きなアレンジが、意味深い歌詞を支える隠れた名曲です。 (2006.01.30) (★★★★★)
Go West
Pet Shop Boys: Very
1980年代半ばにヒットを飛ばして、日本での知名度が上がった、Pet Shop Boysの1990年代前半に発表したアルバムをピックアップ。取り上げたのは、アルバムの最後に収録された、ヴィレッジ・ピープルの "Go West"のカバーです。全体的にPOPな感じの曲が多くて、取り上げた曲も、なんとなく元気になれるような気分にさせてくれます。ちなみに、"Go West"は、SKIのWorldcupのテーマソングにも使われていたので、そちらで知っている人も多いかもしれませんね。(2005.11.03) (★★★★★)
少女A
中森明菜: Recollection～中森明菜スーパー・ベスト～
中森明菜のWARNER時代のベストアルバムから、中森明菜の名前を周知させるきっかけとなった曲（８２年７月発売）をピックアップ。デビュー曲の「スローモーション」とは全く方向転換した曲調で、当時の女性アイドルの双璧のもう一人の松田聖子とは、戦略的な差別化を図ってきていたように感じました。その後も、「セカンド・ラブ」、「１／２の神話」以降、しばらくは、この交互に曲調の異なるパターンが続けられていましたね。個人的には、この曲のイントロと、サビの部分のメロディーラインが好きなんですョ（作曲は芹澤廣明、編曲は萩田光雄）。だから、中森明菜といえば、この曲のインパクトが強すぎて、いまでも無性に聴きたくなることがありますネ（ｗ。(2005.10.22) (★★★★★)
そして僕は途方に暮れる(Special Mixed Blend)
大沢誉志幸: [I.D Y II] Y COOOL BEST COLLECTION (水の中のナイフ)
数年前から活動再開した大沢誉志幸の1980年代中盤にヒットした曲をピックアップ。アルバム名のところには、長くなるので書きませんでしたが、このアルバムも、GOLDEN BESTシリーズの中の一枚です。この曲、日清食品のカップヌードルのCMソングとして、知られていますが、いま聴いても名曲だと思いますョ。このアルバムに収録されているのは、Special Mix バージョンなので、イントロとエンディングが長くなっていて、アレンジもちょっと渋い感じで、ハスキーなボーカルがよく似合います。うーん、この頃の曲は、イイ曲が多くて、好きです。リアルタイムに聴いていた当時をちょっと思い出しますね(w。(2005.10.13) (★★★★★)
名無しさん / エルメス
Face 2 fAKE: 電車男 Original Soundtrack
CX系ドラマ版「電車男」最終回記念ということで、オリジナル・サウンドトラックから、Ａｃｈの掲示板に集うメンバーの書き込みシーンで流れる曲と、エルメスとの逢瀬のシーンで流れる曲をピックアップ。ちなみに、購入したものは、OPのアニメがDVDに収録された初回限定盤です。「名無しさん」のほうは、チェレスタ(?)のアルペジオが控えめに儚（はかな）さとか憂（う）いを表現しているように感じて、ちょっと切ない気分になります。「エルメス」は、映画なんかだと、所謂（いわゆる）"愛のテーマ"の役割になる曲ですね。こちらは、後半からストリングスが入ってきて、ちょっとスケールを大きく感じます。（オリジナルの）電車男のストーリー自体や、ドラマの演出には賛否両論あると思いますが、この音楽はドラマと切り離して聴いても印象深く、イイなぁと個人的には思います。今日の最終回の終盤、SLに乗ってエルメスと旅立つシーン、あれってやっぱり「銀河鉄道９９９」へのオマージュなのかなぁ(w。(2005.09.23) (★★★★★)
Misere / Quidam
Cirque du Soleil: Quidam - Music from the show [国内盤]
今回は、現在、"Alegria 2"を来日公演中の Cirque du Soleil（シルク・ドゥ・ソレイユ) のこれも代表作のひとつである "Quidam" のオリジナル音楽集のCDを取り上げます。ピックアップしたのは、ショーの最後を飾るパフォーマンス Banquine(バンキン)の音楽 "Misere" と、エンディングの "Quidam" です。本来、Cirque du Soleil の場合、パフォーマンスと音楽は一心同体の関係にあるので、音楽だけを切り出してしまうと魅力が薄れてしまいますが、それでも印象深いことには変わりありません（なんてエラそうなことをいってますが、DVDでしか観たことがないので、ホンモノの凄さを知りません）。ちなみに、このアルバムは国内盤にのみ、Diabolo の音楽 "Enfants d'acier" とピックアップした "Misere" がボーナストラックとして収録されていて、現在は入手が困難です。私も、今年の４月中旬頃に地元のCD屋で店頭在庫を見かけたものの買わず、その後欲しくなって探してもすでに誰かが買ったあとでした。AmazonやHMV等のサイトも探しましたが在庫切れ状態で、５月の連休にアキバの石○電気でなんとか１枚だけ店頭在庫で残っていたものを入手したのでした：-）。(2005.09.22) (★★★★★)
Footloose
Kenny Loggins: Footloose Original Motion Picture Soundtrack
今回は、今月で閉店してしまうCDショップの在庫一掃セール(20%引き)で、見つけた一枚を取り上げます。1980年代の前半に音楽と密接にコラボレーションした映画が出てきましたが、その中の１つである "Footloose" のサントラ盤から、Kenny Loggins の歌う Title Tune をピックアップ。ちなみに、今回購入したモノは、Digital Remastering され、さらにボーナストラックが追加されたものです。この映画の前に公開された、"Flash Dance"あたりから、音楽と映画の関係が変わり始めたと思いますが、その流れは現在まで続いている気がします。映画自体の内容はあまり記憶に残っていませんが(w 、映画作品中に使われている音楽は、印象的な曲が多く、大映ドラマ「スクールウォーズ」の主題歌にもなった、Bonnie Tylar "Holding Out For A Hero"とか Denise Williams "Let's Hear It For The Boy"、Ann Wilson & Mike Reno "Almost Paradise"、これまた大映ドラマ「不良少女と呼ばれて」の主題歌になった、Moving Pictures "Never" などなど当時話題になった曲が目白押しです。音楽目当てでこの映画のDVDを買うのだったら、このサントラ盤だけでも十分堪能できますョ。(2005.09.19) (★★★★★)

サボテン・ジャーニー

なにげなく、テレビをみていたら、小林聡美がでているちょっと面白いドラマをやってました(日テレ系）。

この時間にこんなドラマっぽい番組あったっけ？と、新聞のラテ欄を見ると、「サボテン・ジャーニー」とあります。リンク先のページへいったら、どうも、コレ、今週(10/18～10/21)だけの単発ものらしいです。というか、日産の「ティーダ」のプロモーション用のタイアップ番組の様子です。でも、ワタシ、小林聡美のこういった番組を観るのは、「やっぱり猫が好き」以来ですね。パンのＣＭは、よくやっているのを見ますが。(w

あ、でも、小林聡美といえば、大林宣彦の「転校生」の印象がいまだありますね。たしか、まだ高かったVHSのソフトを買った記憶があるくらい、当時、大林宣彦に傾倒していて、いろいろ買っていた頃です。いちおう、尾道三部作、新・尾道三部作はとりあえず、全部観ました。(w　あと、よくわからん「ハウス」も（池上季美子とか大場久美子、神保美喜が若いなー）。

脱線しましたが、とりあえず、全4回らしいので、木曜まで忘れずに観ることにしよう。

Ｐ．Ｓ．「大砲コンサート」の連れ、とりあえず、目星がついたので、ひと安心デス。(Hi

2004/10/19 映画・テレビ | 固定リンク
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